メソセラピー、または
脂肪溶解注射法にはいろんな成分・製品名
が出回り、何がいいのか本当に迷いますよね!
結論からいいますと、
手術法にはまだまだかなわないという事実を置いておいてのことですが、
やはり今のところ
デオキシコール酸という成分がもっとも強力のようです。
これを裏付ける事実としては、
いろんな製品がデオキシコール酸を主成分として出現し、
また、いままで人気だった製品がデオキシコールを一成分として
追加するのようになったことが続出しています。
デオキシコール酸とは、
胆汁酸の一種であり、
胆汁酸とは、肝臓で作られ、胆嚢で蓄積され、
腸管での食物の消化を助ける成分です。
ここで各主製品のデオキシコール酸濃度とその他の特徴をどうぞ:
(表)デオキシコール酸を含んだ主要メソセラピー製品
製品名 |
カイベラ |
カベリン |
BNLS neo |
規格・容量 |
2ml/バイアル |
8ml/バイアル |
10ml/バイアル |
主成分 |
デオキシコール酸 |
デオキシコール酸 |
セイヨウトチノキ等
の天然素材 |
デオキシコール酸
濃度 |
1% |
0.5% |
0.0001% |
デオキシコール酸のメソセラピー使用は米国で始まり、
2−3年前に脂肪溶解成分として米国
FDAに認可され、
KYBELLAよいう製品で使用されています。

KYBELLAのデオキシコール酸の内容量は10mg/ccです。
約
1%です。
酸の濃いため、米国での使用はアゴ下(いわゆる二重アゴ)に限定されています。


Kybella 前後
効果を見るには、月一回の注入が必要で
全6回またはそれ以上の治療となっています。
注入後の一般症状として、むくみ、痛み、しびれ、赤み、硬結などです。
まれな副作用としては、神経障害、嚥下困難、組織の潰瘍や壊死など、
効果の高い分だけ、リスクも高くなるわけです。
そこで登場したのが
Kabellineという製品です。

Kabelline のデオキシコール酸容量は5mg/ccとなっており、
約
0.5%ですね。
マイルドな濃度で配合されているため、
KYBELLAよりは副作用は少なく、
アゴにかぎらず、いろんなパーツに使える製品となっています。


Kabelline 前後
顔に関しては下記のような部位が注入OKです。

ボディーにも使えるようになっていて、
下記のような部分がおすすめです。


Kabelline 前後
Kabellineの効果を見るには、週一回の注入が必要で
全6回またはそれ以上の治療となっています。
今まで人気だったBNLSも最近、
デオキシコール酸という成分が加えられ、
BNLS neo というブランド名となり、
従来品より強い脂肪溶解効果を発揮する製品ができました。
9種類ほどの植物由来成分を使って、脂肪溶解やリンパ液循環を改善します。

が、その濃度が
かなり微量のため
効果のほどはやはり従来のものと
ほとんど変わらないものとなっています。
それでもBNLSが自分に合っていると思う方も多いです。
以上がメソセラピーの最新情報となりますが、
この治療法には限界があるのも事実で、
どうしても劇的な変化を求める場合、
やはり手術法がおすすめです。
アゴやホホなどの小部位には本格的な脂肪吸引でなくても
局部麻酔だけで、数分で済むミニライポができるので
そちらの方法の方が効果的と思われます。
(詳しくは’
非手術法か手術法:痩身に効果的なのは?’
を参照)
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