南国の美容クリニック

医療脱毛レーザーも他の美容技術同様
いろんな進化を遂げてきました。
そのせいか次々と登場した装置の中で
何が一番良いか
誰もが迷うところです。

実際には専門家の間にもいろんな意見があり、
これも多種多様のレーザー出現によるものです。

が、どのレーザーがどの状態や部位に
効果を出しやすくのか
ある程度分かってきました。

下記には種々の医療脱毛レーザーのタイプ（波長〉と
そのメリットとデメリットを
簡単なリストにしてみました（効果大の順で）：

1.アレキサンドライトレーザー(755nm)
　　　　　メリット：一回の脱毛効果が高い
　　　　　デメリット：深い毛根には届かない
2.YAGレーザー(1064nm)
　　　　　メリット：VIOやひげなどの深い毛根に効果的
　　　　　デメリット：深い皮膚層まで届くため痛みあり
3.ダイオードレーザー(810nm)
　　　　　メリット：蓄熱式とよばれる新技術でできる
　　　　　デメリット：発展途上のためあまり効果なし
4.光(IPL)
　　　　　メリット：痛みあまりない
　　　　　デメリット：かなり浅い層にしか届かずあまり効果なし

以上のことから、アレキサンドライトとYAGが
効果的と思われます。

それではレーザーそれぞれの詳細をもう少しみていきましょう：

１．アレキサンドライトレーザー　　　　　　

アレキサンドライトレーザーは
皮内のメラニンに吸収されやすい
755nmという波長を持つレーザーです。

毛根のメラニン色素にレーザー光が吸収されることで
毛根が破壊され、脱毛されます。

アレキサンドライトレーザーは皮膚のダメージが少ないため
より多くのレーザーエネルギーを
毛根に届けることが可能となります。

一般的に細い毛に対応しやすいレーザーです。
具体的にボディ・手足の細い毛や

顔の産毛などですね。


その他のメリットとしては
痛みが比較的少ないことと
やけどのリスクが低いことです。

シミ・そばかすといった色素性疾患や
ニキビの治療にも有効で
いわゆる美肌効果も期待できます。

アレキサンドライトレーザーのデメリットとしては
太くて深い毛根には届かないためあまり効かず
色素の多い肌にはやけどの原因となるため
使えないようになっています。
スキンタイプⅠ~Ⅲが適応範囲です。




２．YAGレーザー　　　　　

YAGレーザーは長めの1064nmという波長のため

皮膚深層に届きやすいレーザーとなっています。

そのためレーザーエネルギは表皮メラニンに吸収されず
一般的に太くて深い毛根に届きやすく
しかも高エネルギーの照射が可能となります。

また表皮吸収が少ないため
色素の少ない肌にはもちろん
かなり濃い肌色でも選択的に毛根のメラニンに反応し
スキンタイプⅣ～Ⅵにも使用可能で
抜群の効果が出せるレーザーとなっています。


深く太い毛根といえば
VIO（Vライン、陰部、肛門周囲）

男性ひげ

ワキ下

などですね。

YAGレーザーのデメリットとしては
深い層への到達による痛みがあげられます。
しかし濃い毛根に効果が出せるのはこのレーザーのみのため
痛み予防のためのしっかりした冷却装置が求められます。


３．ダイオードレーザー　　　

ダイオードレーザーは波長810nmのレーザーで

メラニン吸収性はほぼアレキサンドライトレーザーと同等ですが
最近は蓄熱方式の脱毛機器としてによく使われます。
要は、従来のメラニン反応による毛根破壊方式でなく
蓄熱で毛包全体を熱することで
毛根幹細胞が存在するバルジ領域を破壊し
毛根の発育を抑えるという方式です。


大きなメリットとしては
瞬時でなくゆっくりと毛包を温め、
ちょっとしたエネルギーしか要しないため
痛みがあまりなく
またメラニンとの反応はないので
今まで不可能と言われた白髪やブロンドの脱毛が
可能かも
と言われています。

が、まだ発展途上な技術であるため
永久脱毛力はほとんどなく
とくに深く濃いひげなどには効かず
ましては白髪やブロンドなどには
まだまだと思われます。
これが大きなデメリットです。

　　　　　　
４．光　　　　

光脱毛に使われている光は
有害な紫外線などを取り除かれた
あらゆる波長の光線が使われ
IPL(intense pulsed light)　とよばれたり
フォトと一般的に浸透しているところもあります。

光の到達深度は単波長レーザーに比べ
深くはなく
そのため脱毛力も限定的です。


エステでもよく行われる処置です。
ただし、光の到達層が浅いため効果をだすには時間と治療回数がかかるので、比較的浅い産毛などに限定して行った方が良いでしょう。
女性産毛に光脱毛
しっかりした毛根にはレーザー照射による脱毛治療が素早い効果が得られ、比較的赤みや色素沈着といった副作用が出にくいです。


また、肌のトーンが暗い場合、光脱毛はやけどを起こすことがよくあるので、選択的に毛根に反応がよいレーザー脱毛がおすすめです。





以上が医療レーザー脱毛治療の詳細となります。
ご質問等はお問合せ下さい。



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